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    ゼノフォビア

    • 2015.04.21 Tuesday
    • 23:43
    南アフリカで、おそろしい現象がおきている。

    南アフリカ人が、南アフリカ人以外のアフリカ国籍を持つアフリカ人たちを攻撃し、仕事場をめちゃくちゃにし、家を焼き、暴力をふるい、殺そうとまでしている。

    ゼノフォビアと呼ばれる現象で、これは外部から来たアフリカ人たちのせいで、自分たちの仕事が奪われた、と思い込んでいる南ア人たちの腹いせ的な行動。

    今の私は南アフリカから離れてしまっていて、現在の社会状況にとんとうとくなってしまっているので、すべての情報をCNNニュースや海外のオンラインニュースで知ることしかできない。
    だから、簡単にこの状況をジャッジ出来ないし、する勇気もない。

    ただ、ネットに流出している写真に目を見張る。

    座ったまま死亡している焼死体。
    丸焦げでひっくり返されたままの車の横を走り逃げる少年。
    振りかざされたナイフで刺され、道端で苦しむ男性。
    こん棒や斧を手にしながら煙の舞うタウンシップを練り歩く若者。
    南アフリカをレインボーネイションへと導いたネルソンマンデラの愛称、
    "Madiba"から付けた"Madiba's Legacy"という名前の商店をつぶすため、暴動が起こっている。

    そして、私が南アフリカに住んでいた時も、ゼノフォビアが勃発した時期があったことを思い出した。

    西アフリカから出稼ぎに来ていた友人は、攻撃されるのを恐れて仕事場にいけなくなっていた。

    何人ものジンバブエ人やモザンビーク人が家を追われ、海沿いに建てられた簡易キャンプ場に収容されていた。
    観光客が眺めを楽しむような海岸線の眼下に、別世界のように連なるキャンプ。このギャップが南アフリカの現状なんだと感じた。

    商売のうまいソマリア人が経営する売店が破壊され、その地域で唯一のキオスクがなくなり、そこに住んでいる南アフリカ人自身、買物をする場所がなくなって被害をこうむっていた。ほんっとに、なんのための攻撃なのか。

    南アフリカ人ではないというだけで、南アフリカにいると攻撃される。
    こんな恐ろしい思いで、南アフリカにい続けられる事なんて出来るのだろうか。

    日本人ならば、すぐに日本に帰ってくればいい、といえる。
    帰れる場所が有り、帰るだけの財力が有り、家族も迎え入れてくれる。

    でも、多くのアフリカ人には、家族を養うために南アフリカで働き続けなくてはならない人もいる。
    帰りたくてもお金がなくて移動が出来ない人もいる。
    すでに南アフリカに家族を作ってしまい、動きたくても動けない人もいる。

    誰がどう悪くて、誰のせいでこうなってしまって、どうすれば解決するのかなんて、本当にこんな知識の浅い自分には全くわからない。


    でも。ずっとずっと、歴史をさかのぼって考えると、

    やっぱり、白人がアフリカを植民化したことが、

    ほとんどの今のアフリカの問題の元凶である、ように思えてしまう。


    白人が悪、アフリカ人が善、なわけでは決してない。
    けれど、欲を持って力で土地や人間を支配しようとした人が、
    世界中、たいていの元凶になっていると思うんだ。

    こういうことを話し合う場所が日本にはなかなかない。

    世界の裏側で起きている事。
    でも自分にどこかでつながっている事。
    そこから自分の周りの生活を見直すチャンスになる事。

    教育って、やっぱり大事だ。
    年号や公式や偉人の名前を覚えるのではなくて、
    物事について考え、話し合う教育。

    公平な世の中にするためにはどういう政治が必要か。
    環境を守るためには自分たちの生活をどう変えればいいか。
    現在の社会問題の背景を知り、歴史から学び、未来を創造する。

    そういう機会がないと、こうやって、悲しい出来事はずっとずっと繰り返していく。
    そういう機会に恵まれない人もいるのなら、
    恵まれている人たちが、率先して動いていかなくては。

    気持ちがざわざわする。

    たまに、今私はこんな風に、のほほんと平和に暮らしているだけで、
    なんか違うんじゃないか、とか考える。

    子供を育てるのが母の役目だから、とか自分に言い聞かせて。


    何も行動に移せない自分への、いいわけ?

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